無料とは思えない程の完成度、マージカルマン イトア(Margikarman ItoA)

マージカルマン イトア(Margikarman ItoA)」は一言でいうならば「かなりな長編なのにプレイしていたらいつの間にかEDまで来ていた」というゲームです。

章立てで8章からなるRPGで、各章比較的長いはずなのですが、それを全く感じさせない、これがフリーゲームだとはとても考えられない、そんな完成度のゲームです。

 

舞台は死後の世界、ゆえに物語は主人公が「死んだ」ところからスタートします。

死んだ自覚も何もなく、いつの間にか幽霊(ゲーム内では「生前と死後の境目にいる存在=境界人」と呼ばれます)になっていたことから、自分がどこでどうして死んだのかを解き明かそうとあちこちをさまよい、時には味方になる境界人を救い、時には敵対する境界人を撃退しつつ奮闘する……というのが物語の趣旨です。

 

あまり物語を説明するとネタバレになってしまうのですが、物語が進むに連れ、張り巡らされていた伏線がきれいに回収され、1つ1つの謎が明らかになっていくのは見事の一言に尽きます。

 

また、プレイしやすさを突き詰めたシステムも秀逸。「死んでいるから」ということでHPの回復が簡単にはできない(しかもキャラごとのHP量の多少もきちんと一定のルールに従って決められている)部分もユニーク。

基本システムは一般的なRPGと同じですので、アクションが苦手でも問題なくプレイできますが、戦闘に少しの工夫が必要なのもまた面白いところです。

 

「物語を読む」ことが好きな人にこそおすすめしたい、そんなRPGです。